今では公衆電話を使う機会は大幅に減りました。
公衆電話から携帯電話にかけようとして、つながらないことがあるのではないでしょうか?
この文章では、公衆電話から携帯電話へかける際に繋がらない場合の理由と解決策をお伝えします。
まず、公衆電話から携帯電話へのかけ方について説明します。
通常の電話のように受話器を取り、お金を入れ、相手の携帯番号を入力すれば、携帯電話に繋がります。
公衆電話から携帯電話・スマホへつながらない主な2つの理由
公衆電話から携帯電話への通話ができない場合、主に2つの理由が考えられます。
相手の携帯電話が公衆電話の着信を拒否している
相手の携帯電話が公衆電話からの着信を拒否する設定になっている場合、公衆電話からは繋がりません。
この場合は話し中と同じように「プー、プー」という音が鳴ります。
スマホの電話アプリの設定から、「着信拒否設定」に進み、公衆電話からの着信を許可する設定に変更できます。
着信拒否の解除方法は機種によって異なります。
災害時などは様々な場所からの着信を受けることが考えられるので、この設定を把握しておくと良いでしょう。
ちなみに、スマホ側で着信拒否してる場合でも着信履歴には残りますので「公衆電話」からの電話があったことは先方にも伝わります。
使用している公衆電話が個人所有のものだった
カフェなどに置かれているピンク色の電話は、個人が所有する公衆電話として設置されていることがあります。
これらは一般的な公衆電話と同じように使えますが、場合によっては携帯電話宛の通話を制限していることもあります。
そのような場合は、通常の公衆電話からかけ直してみることをお勧めします。
相手の携帯電話番号が080でも同じ
公衆電話から携帯電話にかける場合、相手の電話番号が090でも080でも070でも全く同じです。
かけ方も料金も同じですので気にしなくて大丈夫です。
普通の操作で電話がかけられます。
ただし、080に似た番号で0800~というものがあります。
この0800は着信課金の番号です。
つまり、サービスとしてはフリーダイヤルの0120と同じです。
この場合、0800側の設定によって公衆電話からかけることが可能であったり不可能であったりが変わります。
なので公衆電話から繋がるかどうかは一概には言えません。
なお、フリーダイヤルでも初めにかける場合は10円が必要です。
通話が終われば10円は返却されるので無料でかけられます。
公衆電話から携帯への通話料金について
公衆電話から携帯電話への通話料金は、2024年現在、どの携帯キャリアも同一の料金設定を採用しています。
公衆電話から携帯電話へかける際の料金は、どの時間帯でも15.5秒ごとに10円が必要です。
この料金設定は、大手キャリアだけでなく格安SIMを提供する会社でも同じです。
1分あたりで考えると通話料金は大体40円程度です。
比較的高いと感じるかもしれませんが、過去に比べればずっと手頃になったと言えますね。
公衆電話からの電話番号表示と非通知設定
スマートフォンに公衆電話からの着信があるとき、番号が表示されれば便利なのですが、公衆電話からは通常、番号が表示されません。
固定電話や携帯電話からの着信は番号が表示されますが、公衆電話からは「公衆電話」と表示されるか、または表示されないことが多いです。
電話機によっては公衆電話からの着信が特定できるように設定されていることもあります。
例えば、iPhoneではかつては「公衆電話」「通知不可能」と分類されていましたが、現在はすべて「非通知」で表示されます。
まとめ
公衆電話から携帯電話にかける際は、特別な操作は必要ありません。
時には通話がつながらないこともありますが、その際は相手の電話設定を確認することが重要です。
特に個人所有のピンクの電話からはつながりにくいことがあるので、注意が必要です。
日常生活ではあまり公衆電話を使うことはありませんが、非常時には便利です。
携帯電話のバッテリーが切れてしまった場合など、緊急の状況では公衆電話が役立つことがあります。
そのため、少なくとも一、二人の連絡先は記憶しておくと良いでしょう。