就活を始める時、最初に必要なのがリクルートスーツです。
パンツスタイルも人気ですが、スカートにはタイトやフレアといった種類があります。
特にスリットが入ったスカートを選ぶ人は多いですよね。
ただ、スーツのスカートは日常的にはあまり履かないため、スリットの正しい位置が分からない人もいるかもしれません。
スーツスカートでは、スリットは基本的に後ろが正しい位置です。
今回は、スーツのスカートを正しく履くためのスリットやファスナーの位置、確認方法や選び方のコツをご紹介します。
スーツスカートの前後の区別・スリットとファスナーの位置
まず、スリットとはスカートや衣服に入れられた切り込みのことを指します。
スーツ用のスカートにはスリットがあるものもあれば、ないものもあります。
ここでは、スリットの有無によるスカートの正しい履き方についてお話しします。
スリットありの場合
スリットがあるスカートは、スリットのない側が前面になります。
つまり、スリットは後ろにくるのが一般的です。
ファスナーは通常、スリットの直上に配置されていることが多いので、この位置を目安にすると良いでしょう。
横にスリットがあるスカートもありますが、就職活動では避けるべきです。
スリットなしの場合
スリットがないスカートの場合は、スカートの内側にあるハンガー用のホックの位置をチェックしましょう。
このホックがスカートの左右の端に来るように履くと正しい向きです。
タイトスカートの着方
タイトスカートを着る時、ファスナーが背中側にあると着脱が少し大変です。
これを解決するためには、まずファスナーを前にしてスカートを履き、ファスナーやホックを固定した後、スカートを回して正しい位置に調整します。
スーツスカートの適切なスリットの長さについて
スリットの長さは、あまりに深いものは避けるべきです。
就職活動においては、清潔感が非常に重要です。
足を多く露出させるデザインは、清潔感が損なわれ不適切とされることが多いです。
スリットが短すぎると歩きづらくなるため、適切な長さのスリットを選ぶことが大切です。
購入時には、試着してみて店員や友人に意見を求めることも忘れずに行いましょう。
スリットの目的
スリットがどのような目的で設けられているかを知る人も多いかもしれません。
スリットは、歩きやすさを考慮して設計されています。
スリットがあると、足を前後に動かしやすくなり歩行時の自由度が増します。
特に就職活動では、一日に複数の面接があり長い距離を歩くことも多いため、歩きやすいスカートが重宝します。
しかし、スリットがないデザインが必ずしも悪いわけではありません。
スリットがない場合は、すっきりとした印象を与え、場合によってはフレアスカートが適している職場もあります。
ですが、あまり派手なデザインは避けた方が良いでしょう。
スーツの形やデザインを自分の表現方法として選ぶことが、職場の文化に合った、清潔感のある服装選びにつながります。
スカートの長さの重要性
スカートの長さも大切なポイントです。
スーツスカートは膝丈が基準で、膝から上下5cm以内が一般的です。
立っている時に膝にかかるくらい、座った時に膝上5cmくらいが理想的です。
長すぎると重たく見えることがあり、短すぎると挑戦的な印象を与えることがあります。
スカートの長さによって与える印象が大きく変わるため、慎重に選ぶことが重要です。
適切な丈を選ぶことで、服装による誤解を防ぎ、好印象を与えることができます。
スーツスカートがくるくる回ってずれてしまうときの解決策
ウエストサイズは少し余裕を持たせたほうが快適です。
しかし、ウエストが大きすぎるとスカートが回ってしまい、何度も位置を直さなければならなくなることも。
面接のような大事な場面で、スカートのずれに気を取られることなく、集中して臨めるようにするためにも適切なサイズ選びが重要です。
ウエストが合っていたはずなのに、体重が変わってしまったり、思ったよりも大きめだったりすることもあります。
そんなトラブルが発生した場合は、市販のストッパーを用意しておくと良いでしょう。
ストッパーで対応できない場合は、安全ピンを使って内側から留める方法があります。
ホックがついている場合は、自分でホックの位置を詰める手縫いの調整も可能です。
自分での調整が心配な場合は、購入したお店でのお直しを依頼するのがおすすめです。
料金や修正範囲は店舗によって異なるため、事前に確認が必要です。
まとめ
ここでスーツスカートの着こなしのコツをまとめます。
- スリットは後ろ向きにして履きます。
- スリットがないスカートは、内側のハンガー用ホックが左右両端にくるようにして履きます。
- スリットの長さは、適切な露出になるように長すぎないものを選びます。
- スカートの丈は膝から上下5cm以内が理想的です。
- ウエストはピッタリよりも少し余裕のあるサイズを選び、ずれがないかを確認します。
事前にしっかりと試着をして、自分に合ったスーツを選ぶことが重要です。
就職活動は緊張するものですが、快適なスーツで自信を持って挑むことができます。